パントリーとは

もともとは、ホテルやレストランの厨房に隣接してある部屋で、食品や食器などを収納したり配膳をするための部屋のことですが、最近では一般家庭でもこのパントリーを作る方が増えています。

配膳室ということもあり、一般的にはキッチンの横におくことが多かったのですが、今ではキッチン用品だけでなく、生活用品すべての収納部屋として認識されていると思います。

というわけで、パントリーは食品やキッチン用品を中心に、生活用品を収納する「場所」ということになります。

パントリーは部屋じゃなきゃいけないのか

先ほど、収納する「場所」と強調したのには、理由があります。

パントリーというと小さな部屋のようになっている空間を想像するかと思いますが、容量のある収納をパントリーと呼ぶことも普通にあります☺️

なので、狭小住宅だからパントリーなんて無理だ。。と諦めている方も、諦める必要はないのです😉

適切なサイズのパントリーを手に入れることは十分可能だということです✨

どのくらいの広さが必要なのか

広さに決まりはありません♪

1畳でも、半畳でもうまく使えばかなりの量を収納することができるんです❤️

後半で小さなパントリーの使い方についてお話ししますね😉

余裕があれば8畳以上ある大きなパントリーなんかあったら、最高に素敵ですね😍

間取り決めで重要なパントリーの位置

実はこのパントリー、間取り決めのときにどこに配置するかで、生活が大きく左右されることになるのです!

パントリーだからキッチンの横でしょ?という理由だけで配置してしまうと、間取りによっては後悔することになるので、しっかりと計画しましょう✨

メインの部屋を重視すると、つい収納の位置は後付けになりがちなんですよね💧

マイホーム計画は考えることがいっぱいだから、広さや設備に意識がいくんですが、実は収納から考えると住みやすい家になるんです😉

パントリーはそのひとつ。

食品や生活雑貨のストックをメインにするならば、玄関から遠いと大変😵

車で買い物をしてきた場合、沢山の荷物があったら、パントリーまで何度か往復することになります。

しかも、ストック品はドリンクや調味料、お米、洗剤など重たいものがかなり多いのでなおさら💦

玄関や勝手口に近い場所にパントリーがあれば、サッとおろしてすぐしまえますね❤️

ということは、その横にキッチンをおけば、冷蔵庫にすぐしまえる✨

そうやって、生活の動線を考えながら、場所を決めると快適な間取りが作れるんです💕

何をメインに収納したり、使ったりするのかで変わってきますので、ご自身の生活スタイルに合わせて考えてみてくださいね😊

収納重視か、効率重視かで変わる棚の配置

収納は、「腰から肩」の間が一番使いやすい高さになります。

腰より低いと、かがまなければならないし、肩より高いと背伸びしたり踏み台を使う必要があります。

我が家のパントリーを例にあげてみると、カウンターがあるので、一番使いやすい高さを全て取っ払ってしまっている状態なんです😱

なんてもったいないことを💦と思いましたか?

収納するだけのパントリーだとしたら、これはもうまさに後悔ポイントといっても過言ではないでしょう。

でも実はこれ、計算どおりの棚配置なんです😆👍

【効率重視派】

私が目指したのは、作業もできる家事室パントリー❤️

正直収納は減るし、使いやすさは若干劣りますが、私にとってこの広いカウンターは必須だったんですよね😁

一度に1つだけ取り出すなら問題はないですが、何個も出すのなら、それを置く台が欲しいんですよね。

床に物を置きたくないので、「とりあえず置ける場所」というスペースを作りたかったんです😊

あとは、ちょっとした作業ができるようにしたかったので卓上にはコンセントをつけて、充電スペースに使ったり、ちょっとボタン縫ったり、書類の整理したり✨

もちろん、広いダイニングテーブルやリビングテーブルで作業する方が楽かもしれないんですけど、ちょっとした作業はここでできちゃうし、もし途中までしかできなくても、出しっぱなしにしても問題ない場所なので気が楽なんです❤️

あくまでもこれは、私が理想とする空間であって、誰にでも当てはまるわけではないので、収納重視!という場合は、全収納棚をおすすめしますよー❤️

【棚は固定か可動か】

置くものが決まっていなければ絶対可動をおすすめします!

生活していくうちに、必要なものや、必要な数は変わっていきます。

家族構成も変わるかもしれないし、年齢に合わせて必要なものや趣味嗜好もだいぶ変化します✨

なので、可動にしておくと、いつでも好きなように変身させられるのでいいですよ♪

その時注意したいのは、耐荷重の問題。

種類によっては、重いものが無理だったりするので、可動棚の素材や、可動レールの種類な細かいところまで確認しておきましょう👍

【一番下は床続きにすべし!】

造作で失敗しやすいこと、それは「常識の違い」

自分が普通と思っていることでも、相手が普通と思っているとは限りません。

どう使いたいのかを、相手に理解してもらうように伝えなければいけないんです。

一番下の棚に、直置きするという考えで板を一枚入れることがあります。

というか、入れる方が普通でしょう。

でも私がおすすめしたいのは、この一番下の板を抜くことです。

なぜかというと、キャスター付きの収納ができるからです😉✨

重たいものは、キャスター付きの収納ワゴンやケースに入れておくと、かなり使いやすいです🙌

パントリーに棚を造作で作る場合は、ぜひ、取り入れてほしいスタイルです❤️

可動棚を取っ払ってしまえば、椅子を置いてデスクとして使えるようにもなるんです♪

家族共有の場所だけど、ここで作業するのは私だけなので、私の小部屋みたいなものです😁✨

コンセントの必要性

収納の部屋だからコンセントはいらないかな〜?と思う方も、ぜひ!つけておいてほしい✨🔌

これからの時代は充電式のものが主流になってくるし、今は使ってなくても、便利家電がすごい勢いで進化しているので、かならず必要になるときが来ると思います😉

基本的な下の方にあるコンセントと、カウンターがある場合はカウンター上にもつけておくといいですよ♪

我が家は、カウンター上で充電することが頻繁にあります。

それから掃除用品は、食品から離して棚を作ったんですが、そちらは掃除機用にコンセントが大活躍しています✨

窓は必要か

収納内の窓は、後悔ポイントになりやすいところです。

目的があっての窓はもちろん必要です☺️

もし、暗くなりそうだしとりあえずつけるという程度でしたら、窓はなくしちゃいましょう😉👍

窓がないと確かに電気必須で暗いですが、太陽光による夏場の室内の温度上昇や、梅雨時の湿気、冬の寒さ対策を考えると、つける理由はないんですよね😊

窓がない分、減額もできるし、収納場所も増えるので、窓なしおすすめしたいです❤️

扉の有無の正解は

場所や動線、収納内容により変わります。

リビングに隣接している場合、丸見えになってしまうので扉があるほうが隠せるのでいいですね♪

リビングから直接見えないような場所にある場合は、扉がない方が使いやすいと思います。

パントリーは収納のための部屋なので、必ず手に何かをもって出入りする場所であるということを頭に入れておきましょう👍

個人的に、オススメは扉なしです❤️

扉をなくすことで、減額にもなりますし、出入りも快適✨

ではなぜ我が家のパントリーには扉があるのか。

その答えは、

①リビングに隣接しているから

②全館空調で冬の室温を高くするため、食品が傷まないようにここだけ独立させた(ここは暖房なし)

ここで、我が家の後悔ポイントが1つ😅

うちのパントリーはリビング側と、ヌック側の2箇所から出入りできるようになっていて、両方開戸を使っています。

リビングにお客さんがいてパントリーに入りたい時、最低限の開閉で入れるので丸見えになりづらいという利点もありますが、実際住んでみて、この扉は空いていることが多く、収納が多少減っても引き込み戸にしておけばよかったなーと思うことがあります。

初期投資は少しだけ高くなりますが、扉をつけるなら、引き込み戸にしておくといいかもしれないですね✨

ここが我が家の操縦室

うちのパントリーは、リビングとヌックの間に配置していて、2箇所扉があるウォークスルー型。

キッチン背面に十分な収納が確保できたので、よく使うものはそちらに。

パントリーではストック品をメインに置いています。

掃除用具と食品を分けてしまいたかったので、掃除系専用の棚を独立させています。

家の中心にパントリーがあるので、家族で共有して使うものはだいたいここに。

体調を崩したり、怪我をした時に、すぐに対処できるように薬は一番取り出しやすい場所にしています✨

それから、万が一火災が起こったとき慌てないように、見える場所に防災グッズを。

リビングにバイオエタノール暖炉があるので、キッチンとリビングから使えるオープンスペースにおき、いつでも家族の視界に入るよう意識して置きました。

我が家のパントリーは、どの部屋からもアクセスしやすく、生活用品の補充も快適にできています♪

他の部屋は、黒やグレーが特徴の落ち着いたカラーですが、パントリーは少し違う雰囲気で楽しめる秘密の基地みたいでお気に入りの場所でもあります😊

メリットとデメリット

【メリット】

・生活感を隠せる

・家族で共有するものをまとめられる

・他の部屋が散らかりにくい

【デメリット】

・費用がかかる

・間取り決めが難しい

バックヤードとして最適

点検口の場所は、計画で見逃しやすいポイントでもあります。

よく通る場所や目立つ場所にあると、かなり不便になってしまうので、収納の中に隠すという技をぜひ使ってみては♪

Wi-Fi用のルーターや、あまり使わないプリンターなどもこういう場所に入れる方多いですね✨

※ Wi-Fiは障害物があると届きにくいとかもあるので、うちは収納に入れず、オープンなスペースに置いています😉

パントリー作りのおすすめポイントまとめ

・しまう、使うを考えた間取り決め

・収納重視か効率重視か決める

・可動棚にする

・一番下の板は無し

・充電用コンセントをつける

・扉はナシか引き込み戸がおすすめ

・窓は無しがおすすめ

・食品や生活雑貨以外の収納も考える

・小さくてもあると便利

・点検口や分電盤など、部屋に置きたくない物を隠す

ご挨拶

最後までご覧いただきありがとうございます☺️

みのたけ流パントリーの作り方、いかがだったでしょうか♪

家づくりのヒントや、ひらめきに繋がれば嬉しいなーと思います❤️

メインじゃない部屋だけど、大好きな場所っていいですよね♪

収納内容なども、また機会をみて投稿していきたいと思います♪

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